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フェロシアン化物に吸着した放射性セシウムの安定化処理方法

環境関連
No. 2-15
難溶性フェロシアン化物は、福島第一原発事故で発生した放射性セシウムの吸着材として利用されています。しかし、保管条件によっては有害なシアン化合物が発生する可能性があります。シアン化合物を安易に分解して無害化すると、放射性セシウムの遊離が懸念されます。本件はジオポリマーを用いて、シアン化合物の分解と同時にセシウムを固定化できる新しい処理方法です。
技術の特徴

ジオポリマー*1材と混ぜ合わせて難溶性フェロシアン化物をペレット状などに固めた後(下左写真)、難溶性フェロシアン化物の分解温度(300〜400℃)以上で焼成します。ジオポリマーは耐熱性があり、焼成によるひび割れや脆化が生じません(下右写真)。

 

ジオポリマーはセメントと同様に、固化したい対象物を目的に合わせた大きさや形に整えることができます。

2-15
従来技術との比較

1 難溶性フェロシアン化物の分解に伴って
  遊離したセシウムを固定化し、溶出を低減
2 耐熱性を有し、過熱による脆化が生じ
  ない  

利用分野

1 難溶性フェロシアン化物の安定化処理
2 有機系吸着材の安定化処理

研究のステージ

基礎研究段階

知財関連情報

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