技術シーズ集 目次


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粒界制御型耐照射性SUS316相当鋼及びその製造方法

ナノ・材料
No. 3-11
簡便な加工熱処理により耐照射性及び耐食性を向上させた耐照射性SUS316相当鋼を実現しました。
技術の特徴

原子炉炉心に使用される材料として耐照射性SUS316鋼が開発されているが、より高出力、長寿命の原子炉炉心に適応できる材料が求められています。

この耐照射性SUS316鋼へ簡便な加工と熱処理を施すことにより、この材料の耐照射性及び耐食性の向上を実現しました。

耐照射性SUS316鋼を容体化処理し、その後僅かな冷間加工を施し(3%)、更にその後容体化処理温度以上の温度で熱処理を行うことにより、鋼中に存在する粒界の性質が変わり、この粒界の性質の変化が耐照射性と耐食性の更なる向上に寄与しています。

従来技術との比較

本技術の適用により、腐食されやすい粒界の
密度が、54%から17%に飛躍的に減少

利用分野

原子炉炉心等、放射線照射下で使用される部材
化学プラント等、腐食環境下で使用される部材

研究のステージ

試作検討段階(照射試験として、電子線照射
試験及びHeイオン照射試験を実施)

知財関連情報

特許第5205577号
(共願:北海道大学、東北大学)


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